もう発症しているかも!?五月病ならぬ四月病。対処法とは?
2019/08/01
「五月病」という言葉を聞いたことがあると思います。
でも、じつは症状的には4月から発症していたりします。
最近ではこれを「四月病」と呼んでいるようです。
四月病は正式な病名ではありません。
症状としては不眠や疲労感、食欲不振、気力が湧かない、
などといったものがみられます。
これらの原因として挙げられるものは、大きく分けて2つあります。
① 生活環境が大きく変わり、環境に上手く対応できない
② 気候の変化が激しく、身体が気候に順応できない
いずれの場合においても、
「身体の中の自律神経の切り替えが上手くいかなくなっている」例が多く見られます。
自律神経には「交感神経」「副交感神経」の2種類があり、
交感神経が緊張状態を、副交感神経がリラックス状態を作ります。
冬場は寒さを耐えしのぐため緊張状態に。春は暖かくなるのでリラックス状態に。
この切り替えが上手くいかなくなり、
不眠や疲労感、食欲不振といった症状で身体に不調を与えます。
これが「肉体的な」四月病のメカニズムです。
セルフケアとしてできることは、
① 規則正しい生活をする
規則正しい生活をすると、身体が順応化して、自律神経の働きも順応化します。
そうすると、自律神経の切り替えも上手くいくようになります。
無理に「早寝早起き」などする必要はありません。
あなたの生活スタイルに合わせて「規則正しく」あれば、それが一番です。
② 就寝前に軽く身体を動かす
自律神経の切り替えを正しく行わせることも、ケアとしては重要です。
散歩等、軽く身体を動かして交感神経を優位に立たせたら、そのあと少し休みます。
すると、副交感神経が優位になり、身体がリラックスしますので、
そのまま就寝すると、眠りの効果も高まりますし、自律神経の調整にもなります。
③ 薄着の重ね着をする
体温の変化も、自律神経には大きく影響します。
急な気温の変化にも対応できるよう、
着たり脱いだりをすぐできるような服装を心がけましょう。
④ 病院を受診する
①~③のようなセルフケアを行っても、症状が改善しない場合、
心療内科等の受診を検討しましょう。
この時期は、いろいろな変化がストレスとなって、身体にふりかかってきます。
自分に素直に、無理をせずお過ごしください。
当院の施術では、自律神経の調整も行えます。
上記のような症状でお悩みの方は、ご遠慮なくお問い合わせください。